超音波エコー、CT検査など。血液検査も重要です。正確な評価に腹腔鏡、肝生検が行われることもあります。 参考画像の左はC型慢性肝炎による肝硬変に肝がんが発症した例です。脾臓の腫大、軽度の腹水も認めます。右の画像は アルコール依存症による肝硬変、肝臓の萎縮、表面の凹凸、多量の腹水を認めます。この8カ月後、他界されました。
肝硬変に至る前に C型肝炎ではウイルス量、タイプなど検査し、抗ウイルス薬、インターフェロンの適応があればその投与。アルコール性肝障害ではアルコールの減量、中止。 肝がんが発生すれば手術、肝動脈塞栓術、マイクロ波による焼灼、ラジオ波による凝固、エタノール注入、化学療法(抗がん剤局所動脈注射)など。がんの大きさや他の全身状態など検討して最適な治療法を選択します。